こんにちは、108Hassiumです。
突然ですが、こちらの画像をご覧ください。
これはトイレットペーパの芯です。
以前こんな記事を書きましたが、あれからもずっと意味も無く芯を集め続けていました。
というわけで、あの記事を書いてから(芯に)起きた出来事について書き殴ります。
縁の歪み
以前の記事で「芯の長さに若干のばらつきがある」という話をしましたが、その後新たな異変が起きました。
縁が歪んだ芯が現れました。
5月の中盤頃に最初の1本が見つかり、それから合計で3,4本程出現しました。
銘柄の変更
収集途中で、一度だけ違う銘柄のトイレットペーパーを買ったことがありました。
理由としては安かったというのもありますが、「失われた初代」への希望というのもありました。
失われた初代というのは、以前の記事で言及した「折りやすい芯」のことです。
あれからも私は折り辛い芯が入った製品を安さに釣られて買い続け、芯が10本溜まるたびに指をボロボロにしながら折っていました。
そんなある日、「それ」は私の前に現れました。
他人から見ればただちょっと安いだけのトイレットペーパーに過ぎなかったでしょうが、私の中の何かが囁きました。
「こいつこそ、失われた初代なんじゃないか?」
結果は散々なものでした。
この写真の中の最前列の右から2本目全部と、その右の束の中心部分が「それ」です。
まず、明らかに色が違います。
そして紙の硬さは2代目を凌駕し、しかも接着が弱いのか折っている途中で剥がれだす始末。
何故あれを初代であると思ってしまったのかは、今となっては知るすべはありません。
しかし、落胆のどん底の私には、まるで悪魔の囁きであったかのようにも思えました。
失われた初代
闇の3代目を掴まされた後、私はすぐに2代目と同じ製品を買った・・・はずでした。
無事に1ロール目を使い終えた直後、私の体に衝撃が走りました。
トイレットペーパーホルダーから出てきたのは、既に折り慣れ始め、「3代目よりマシだな」と再評価された2代目とは明らかに別物でした。
上から2代目、3代目、そして問題の新・2代目(以下、4代目)です。
2代目と3代目は芯を構成する紙の縁が重なっている部分がありますが、4代目にはそれが無く紙の合わせ目は溝になっています。
しかし、私が衝撃を受けた理由は、手元にあるそれが2代目と異なっていたというだけではありませんでした。
この4代目、失われた初代とあまりにも似ているのです。
具体的な共通点は以下の通りです。
縁の重なり | 巻き方向 | 文字 | 紙質 | 色 | |
初代 | 無し | 左 | 紙の内側(内容不明) | 薄くて柔らかい | 白 |
2代目 | 有り | 右 | 「H」+数字 | 厚くて硬い | 白 |
3代目 | 有り | 左 | 「この紙管はトイレに流さないでください」と数字(緑色) | 厚くて硬い | 灰色 |
4代目 | 無し | 左 | 紙の内側に「nepia」と数字 | 薄くて柔らかい | 白 |


紙の内側の文字が判読可能であるという事を除けば、4代目は限りなく初代と近いのです。
このことから、ある2つの重大な仮説が導かれます。
まず1つ。トイレットペーパーの芯は、製品自体が変わらなくとも突然別物に変わる可能性があること。
3代目の後に2代目と同じ製品を買ったというのは、自分の感覚を信じれば正しいはずなのです。
後の4代目を買う際に、「いつもの」棚から見つけ、いつも通りにかごに入れる感覚があったのを鮮明に覚えています。
そして2つ目。3代目こそが失われた初代であったかもしれないこと。
1つ目の仮説が正しければ、それは初代に対しても適用できるはずです。
つまり、私が2代目の製品を買っている間に初代の製品の芯が変更され、そのタイミングで私がそれを買ってしまったと。
ということは、3代目に出会ったときに聞こえたのは悪魔の囁きなどではなく、失われた初代の記憶を必死に集めて導き出された、私の深層心理の訴えかけであったかもしれないのです。
これから
タイトルからわかる通り、トイレットペーパーの芯の収集という行為は私にとって完全に無意味です。
なので今後もただなんとなく、ぼんやりと無意味の結晶を育てていくつもりです。
・・・まぁ、いつどの製品を買ったかの記録をつけるぐらいはやろうかな。