こんにちは、108Hassiumです。
以前、こんな記事を読みました。
tyuuuw.hatenablog.com
※内容の詳しい説明は避けます。まだ読んでない人はぜひ999999999回読んでください。
「新しい"しりとり"を作って人気者になりたい!!!」とは別に思いませんが、「しりとりをアレンジして面白くする」というテーマは掘り甲斐があって非常におもしろいと思いました。
と、いうわけで私も新しいしりとりのルールを考えてみたので紹介したいと思います。
※注意
- 前例の有無は確認していません。
- テストプレイもあまりしていません。
- 発展性を考慮して、ルール説明に意図的に曖昧さを残した部分があります。
カードしりとり
古今東西において「1枚ずつに名前が付いたカードを使うゲーム」は数多く存在していますが、それをしりとりに転用したら面白いのではないでしょうか。
しりとりの追加ルールの定番として、「有限リストしりとり」(駅名や元素記号等の有限個の単語リスト内で行うしりとり)というものがありますが、カードしりとりではそれに「手札」の概念を追加することができます。
※私はカードゲームに詳しくないので、百人一首を例とします。
各プレイヤーは自分の手番において、手札の中からカードを選んでしりとりを繋げていきます。(場に出せるカードが無ければ山札からカードを1枚引きます。)
このシステムに通常の「次のプレイヤーが行動不能になったら負け」というルールを組み込んでも上手くいかないので、「手札が無くなった人が勝ち」とします。
このルールにより、山札を引くことやパスがプレイヤーにとって不利になる等の現象が起き、普通のしりとりにはほぼなかった「戦略性」という概念が生まれます。
また、一度に複数枚のカードを出せるようにするとより面白くなると思います。
例えば先程の画像での手札は「あ(略)つ」「や(略)ば」「は(略)に」「は(略)ま」という組み合わせで、自分の手番が「や」で回ってきたときに「やば」と「はに」を出す、という選択が可能であるとする、ということです。
なお、上記のルールで普通にプレイすると
- 誰かが場に出せるカードを引くまでゲームが進まない
- 山札が無くなったが誰もカードを出せなくなり、進行不能になる
といった事故が発生する可能性があります。(テストプレイしていないので起きやすさは不明です。あと使用するカード全体の性質にも左右されます。)
これを改善するには、以下のような手法が考えられます。
- 「先に手札をX枚出したプレイヤーが勝ち」とする
- トランプの数字を使用し、複数枚出すときは出したカードの総和か総積を出した数とする。
いずれにせよ本来のカードゲームより面白いかはわかりませんが、「遊びたいけど広いスペースが無いときの時間つぶし」ぐらいにはなり得る気がします。
2Dしりとり
ゲーム名に「2D」とつくと「元々3Dだったものの次元を下げた」という感じがしますが、しりとりは元々1次元のゲームです。
単語と単語がひたすら線形に繋がり、分岐などは生じません。
というわけで、分岐のあるしりとりを考えました。
2Dしりとりでは、その名の通り平面上に単語を配置します。
※見やすくするために単語に枠をつけています。ルール上必須ではありません。
そして、単語を置く際に単語から線を出します。
※線の本数は4本として説明していますが、減らしたり自由度を持たせたりしても面白いと思います。
そして、新しい単語を置くときは前の単語と線を繋げます。
※説明しやすくするために線に向きをつけています。無くてもいいです。
但しこれだけだと分岐がひたすら増え続けるだけで面白くないので、新しい単語から線を引くときに既存の複数の単語と繋げてもよいことにして、更に正しい順序の線を少なくとも1本繋げば、既存の単語と新しい単語を逆順で繋いでもよいとします。
※「りんご→ごいし」は正しい順序ですが、「ごいし→しりとり」は逆順になっています。
分岐があると「ん」で終わる単語で終わってもゲームを続行できるので、それを利用して積極的に分岐を減らすこともできます。
以上のルールに加え、「線を交差させてはいけない」「線で囲まれた領域内には新しい単語を配置できない」というルールを追加すると、更に分岐が減りやすくなります。
上の画像の状態ではどの単語にも新しい単語を繋げられないため、「りんり」を配置したプレイヤーの負けとなります。
クロスワードしりとり
まず、マス目を用意します。
クロスワードしりとりではこのマス目に単語を書き込むのですが、既に書いてある単語と1文字以上交差させなければなりません。
これだけでも遊べなくはないと思いますが、多分永遠に終わらなくなります。
なので枠とゴールを決め、「尻がゴールと重なったら終了」」(重ねたプレイヤーが勝ち)とするとより楽しめると思います。
また、このゲームが終了した後には「解き終わったクロスワード」と見た目的にほぼ同じ物が残ります。
なので、これにヒントを付け足してクロスワードとして再利用することも可能です。
これを逆に利用して、「クロスワードとしてのヒント(場所と内容と向きと文字数)だけを書く」という上級者向けの遊び方もできます。
最後に
さて、いかがでしたでしょうか。
「これで遊んでみたいな」と思えるようなルールは一つでもあれば幸いです。
それでは、さようなら。
…ルールの調整とかをしてて気づいたんですが、普通のしりとりって大して面白くないんですね。
今までの人生でしりとりをした記憶を振り返ると、車両での移動中等のどうしようもなく暇な時の時間潰しばかりです。
以前しりとりのアプリが流行ったことがありましたが、そのアプリは制限時間や文字制限などのオプションと組み合わせてようやく面白くなっているようでした。
...何が言いたいかっていうと、最初から最後までずっと面白い「2行しりとり」はすげぇ(プレイヤー次第ですが)ってことです。
というわけで、中Wさん!2行しりとりの続き待ってます!!!