偽計数学妨害罪

うるせぇ、こっちは遊びで数学やってんだよ

文字デザインに一目惚れした話

最近、「やばたにえん酸」というゲームに出会いました。



この画像を初めて見たとき、私は画像のある部分に一目惚れしてしまいました。


その「ある部分」というのは、




ここ!!!


この「酸」の文字、めちゃくちゃ格好良くないですか?


作中で実際に登場する「酸が通る配管」を模したデザインなのですが、金属の質感による無機質な不気味さと曲がりくねった線による有機的な気持ち悪さが絶妙に絡み合って何とも形容しがたいダークな雰囲気を醸し出してるのが最高です。あと画面全体の雰囲気とも噛み合っているし、後で少し説明しますけど作品全体の雰囲気ともめちゃくちゃマッチしているのが良いですよね。皆さん一目惚れって経験したことあります?多分人によっては人生で一度有るか無いかっていうぐらいのレアイベントだと思うんですけど、かくいう私も記憶を辿ってみると全然経験した覚えが無くてもしかしたらこれが人生初かもしれないんですよ。いやぁ人生初の一目惚れの対象がまさか「デザイン」になるなんて人生何が起こるかわかんねぇなって思ったんですけどよく考えたら文字じゃなくてキャラクターデザインなら結構あるかもしれませんね。そういえば英語では文字のことを「キャラクター」っていうときがあって例えばプログラミング言語では文字を格納する変数の型は"character"に由来する"char"っていう名前になってたりするんですよ。ということはキャラクターデザインっていう単語は文字デザインのことを表すっていう解釈もできるのでもしかしたらプログラマーの方にキャラデザの話を振ったらタイトルロゴとかのデザインの話と勘違いするなんてこともあるのかなぁなんてことを一瞬考えたこともあるんですけどさすがにそんな人は存在しなさそうですよね。あれ?なんでこんな話してるんだっけ?


話を戻します。


「やばたにえん酸」というゲーム自体もちゃんと面白いのですが、この記事では内容にはあまり触れない方針で行きます。


一応説明しておくと、やばたにえん酸は残忍な罠に掛けられた女の子たちを救出する脱出ゲーム「やばたにえん」シリーズの第3作目です。

☝こういうゲームです(画像は1作目「やばたにえん」)


この記事で私が言いたいのは、



この酸の文字がバチクソカッコイイ!!!!


・・・ということです。


あまりにも気に入り過ぎてしまったので、いろいろな場所にこの文字デザインをねじ込んでみました。

ポケットモンスター緑


全然合わない。


「酸」のデザインのダークな雰囲気を「緑」という文字に移し替えることには成功したものの、作品のイメージとの乖離が凄まじいです。改造ポケモン(物理)が出てきそう。


一応他の作品も試してみます。



文字の色が元と同じ銀色なのであまり浮いてはいませんが、かといってこのデザインであることの良さは皆無です。


あと、緑ほど字形を格好良くできなかったのも敗因の一つでしょう。


ついでにこれも余談なのですが、ポケモンで他に漢字が付くタイトルは無いかなぁと考えていたところ、ふとこんなことを思いました。

ポケットモンスター


「盾」という漢字、手榴弾に似ていませんか?


しかも、「ソード・シールド・グレネード」と並べて読み上げると七五調になって異常なほどしっくりきます。

永谷園 梅


「やばたにえん酸」の元ネタの元ネタにあたる「永谷園」と組み合わせてみました。



やばたにえん酸の方に寄せてみたり、



いわゆる「永谷園カラー」にしてみましたが、何の調和も得られずただただ意味不明でした。


どうやら飲食関連のものとは根本的に相性が悪いようです。


有名な飲食店のロゴとも組み合わせてみようと思っていましたが、結果が見えてしまったのでやめておきます。

かまいたちの夜


あー・・・


線の太さとかが違い過ぎるので浮いてはいますが、ちょっとだけ「良さ」が発生している気がします。


ホラーゲーム繋がりで別のタイトルも試してみます。

☝四八(仮)


・・・?


ホラーゲームのと組み合わせると、やばたにえんシリーズと同じ「恐怖」という要素を持ち合わせているためなのか調和の片鱗みたいなものが見える気がします。

龍が如く


怖すぎる。


「酸の配管」の概念と作品イメージが最悪な形で噛み合い、めちゃくちゃ物騒になってしまいました。


龍が如くの主人公はヤクザはヤクザでも善良なヤクザなのですが、こんなタイトルロゴだと平気で人を殺して死体を溶かして処分する姿が浮かんでしまいます。

まとめ

色々試してみましたが、残念ながらオリジナルのような洗練されたカッコよさを出すことはできませんでした。





文字単体で見てみると、いい感じに変形(?)できた文字はちゃんと格好良くなっている気がするので、組み合わせた状態での良さは組み合わせる対象次第なんでしょうね。


というわけで、さようなら。